リスクにかけろ

株と金融とプログラミング

リスク管理とマネーマネジメントのお話(未解決)

ザラ場中に更新。

僕の戦略のマネーマネジメントはまだ解決していない。

マネーマネジメントに関するざっくりとした分類で言うと

・資産に対して定率で賭ける(オプティマルfとかケリー基準とか)

・資産に対して定額で賭ける

という二つがまず挙げられる訳だけど、期待値が長期的にプラスであれば、前者の定率賭けが正しいということになる。

これは資産が増えれば増えるほど、複利を使って大きくなるから。これは自明。

参考書としてはこれがいいかも。

www.amazon.co.jp

シャノンの悪魔で有名なクロード・シャノンだったり、「続マーケットの魔術師」や「ディーラーをやっつけろ」で有名なエド・ソープが出てくる。

 この本にはケリー基準が出てくるので、そのままケリー基準を使ったり、ケリーを発展させた(と言われている)オプティマルfを使えば良いじゃないか。と思うかもしれない。

しかし、それらは幾何平均の最大リターンを目指すものであって、物凄く大きなロットを張る場面が出てくる。裏を返せばDDについて考えられていない。大抵の人は50%ものDDに耐えられないと思う。

更に言うと、同じ戦略が未来永劫続く訳ではないので、戦略の期待値が変化した場合に大きな損失を被る可能性が高まる。

何に注目するか

 ケリーやオプティマルfは幾何平均を最大化することに着目している。僕はそれだけでは不十分で、DDに対応したものでなくてはならないと思っている。さらに戦略毎の資金配分も考慮したい。

参考になりそうな指標を以下にあげる。

・最大DD

・平均リターン(算術平均と幾何平均)

・リターン中央値

・勝率

標準偏差

リスクベースで考えるのなら、資金に対する最大リスク許容率を決めて、最大DDを使って逆算すれば1トレード辺りの投入資金が求められる。

期待値を考慮しなくていいのだろうか。僕はこれに対する答えを持ち合わせていない。

以下のような戦略があった場合、あなたならどのようにベットするだろうか。

 

資産1億円

戦略A

最大DD 40%

平均リターン 3%

勝率 50%

標準偏差 10%

 

戦略B

最大DD 20%

平均リターン 1%

勝率50%

標準偏差 2%

 

リターンの最大化を考えるならAに大きく賭けるべきだし、リスクを考えるならBになる。

 

その他諸々

僕は損切りラインって考え方を使っていない。定率ストップと言い換えてもいいけれど。

定率ストップを使わないという事は、損失が限定できないという事で、これがさらにマネーマネジメントを難しくしている。今のところ最大損失から逆算して、ロット数を減らすことでS高やS安になっても耐えられるようにしている。

 あと、現実には流動性も考慮する必要がある。というか、かなり重要。新興の流動性の低い銘柄を手掛けるなら、最大の制約は流動性になる。理論的なマネーマネジメントを基準に、流動性に応じて枚数を減らすというやり方をしている。

 

頭の中のごちゃごちゃをそのまま書いたので、文章もぐちゃぐちゃである。

今日も生き残ろう。