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株と金融とプログラミング

相場を語ることと相場で稼ぐこと

相場を語ることはそう難しくない。本とニュースを読んで、それっぽいことを言っていればいい。

自分で新しい知見を見つける必要がない。

反対に、相場で稼ぐことは非常に難しい。世間に知れ渡っていない知見を見つけないといけない。

そして確率上の優位性に自分の資産をベットする必要がある。

所詮は確率の問題なので、当然損もする。

100%儲かる事案なんてのはたいてい、効率化されていて大きな儲けにはつながらないものだ。(証券会社のMSCBみたいなのは置いておいて)

過去に起こった出来事に対してあれこれ講釈垂れることは簡単だけど、過去から未来を予測するというのは骨が折れる仕事だ。

語ることと稼ぐことの大きな隔たりは、相場に身をおいた人ほど実感していると思う。そして、関係ない人にとってはその2つに差を見出すことは難しい。

相場師というのは、稼いだ金額でしか判断されないシビアな世界だ。

稼いでいなければ、日経新聞を読んでいるだけのおっさんと同程度にしか見られないのだから。

言い換えると、世間の無関心さが僕達の稼ぎの種になっているとも言える。

日の当たらない場所ほど地面の栄養は豊富なのだ。